日進月歩 見聞主義

三十路から再び音楽を志した人の活動日誌

近況と、最近作った曲など

先々月から2ヶ月ほどを費やし、久しぶりにちゃんとギターを弾いてスパニッシュ全開な曲を1つ作った。

世の中はずっと険しい状況が続いているが、自分も他人事ではなく、正直ずっと不安だ。

普段している仕事(音楽関係ではない)の方も、そういった様々な影響を受けていて、この先どうなるか分からない。と、あまり詳しくかけないのが、アレだけれども。

 

だからなのか、余暇はいつもより創作で発散して過ごしていることが多い。

そもそも音楽を始めたきっかけが学生時代の漠然とした不安によるものだから、自分にとって表現というものは、ある程度は心の奥深くのダークな感情とは関係があるのだろう。

 

もっとも、気軽にリアルで人間関係を維持しづらい現状が大きな要素としてあるのは間違いない。僕は割と「気にしー」なタイプだから、割引があろうと気軽に外食や旅行もはしたいとは思えない。その上、仕事もテレワーク状態が多い。

それゆえ向き合わざるを得ない孤独は常にしんしんとした冷気を心に与える。よく自然のドキュメンタリーなんかで、北極圏の湖がじわじわと凍っていくのを早送りで見せるシーンがあるが、ああいう感じに近いかもしれない。普段の自分は割と孤独に耐性があると自認しているものの、こうも事態が長引くと心の大寒波とも呼べるようなしんどさも身に覚えるざるを得ない。

 

かといって、旧友に連絡を取ってスマホで雑談でもすればいいかというと、気が進まない。

たぶん空気の浮かない通話なるだろうし、お互い大変な状況なのは間違いない中で、今の自分には彼らの愚痴を相槌を打って受け止める余裕も実はあまりないのかもしれないから、もしかしたら無意識にブレーキを掛けているのだろう。

日々のニュース疲れ、というのも本当にありそうである。見てる限り、アレコレと迷走ぶりが心配だ。とはいえ、たとえ日々不安だからと言っておいそれと冷静さを失いたくはない。アクセルとブレーキを同時に踏み続けるのは避けたいもの。

 

と、この秋冬はこんな感じなので、黙々と楽器やマイクに向かって練習している時が、余暇のほぼ唯一の癒しだ。

結局まとまらない文章になってしまったので、最後にこの記事の冒頭で作ったと書いたオリジナル曲の紹介を。

 

 
邦題は「孤独と共に」
孤独、それはある意味で生涯の苦楽を共にしなければならない、腐れ縁の伴走者。
その内に秘めた感情を表現した、スパニッシュ・ラテン風の曲。
孤独を恐れず、むしろ相棒として付かず離れずの距離感で付き合うような、粘り強く我が道をゆく心の在り方をイメージした
 
 
こういう時に自分の無力さとか小ささって実感するけど、だからといってあれもこれも投げ出すわけにはいかないので、今後もこうして適度に、潰れない程度で細々と注意深く続けていくのが関の山か。
 
 
(次回へ続く)