日進月歩 見聞主義

三十路から再び音楽を志した人の活動日誌

本日の息抜き

料理を趣味にしている。

今日は小さな発見があった。

 

冷蔵庫の豚肉や残り物の野菜で炒め物を作ろうと思い下ごしらえに取り掛かったのだが、豚肉がやや古くなっていた。

軽くゾンビ色になっていて、味もなんだかエグミがありそうな様子だ。

緩和と消毒にアルコール、もとい酒をまぶそうと考えた。

でも、普通の酒の威力で足りるだろうか。

 

ふと、調味料の棚に目をやると、一昨年だったか沖縄に旅行した帰りに買って帰った「コーレーグース」がそこに残っていることに気づいた。

かの島とうがらし泡盛の効力に対し漠然とした期待のようなものが湧き、何となしにそれと塩胡椒で生肉を揉んだ。

するとどうだろう、フライパンで焼き色がつく頃には世にも香ばしい南国の匂いが。

無難な肉野菜炒めだったはずが、衝動的に卵が入り、味付けも当てずっぽうの一工夫、即席のチャンプルーもどきの出来上がり。

 

一口食べて、旨い。

柔らかくてコクのある豚肉はいつもと違う雰囲気を存分にまとっている。

コーレーグース一本でここまで美味しくなるとは。

 

これだから食は怠れない。