日進月歩 見聞主義

三十路から再び音楽を志した人の活動日誌

耳のリトマス試験紙

通勤でいつも使う駅にはモスキート音が鳴っている箇所がある。

個人的には非常に耳に不快な高周波ノイズなので避けて通りたいものだが、唯一の連絡口なので難儀している。

このモスキート音は、一般的には加齢に伴う聴力の衰えによって、次第に聞こえなくなるものらしい。

ではまだこれが聞こえているということは、取り急ぎ耳は衰えていないと考えて良いものだろうか。今は考えることにしよう。

 

いずれは徐々に聴こえ方が変わることで、自分の音楽も変わっていくのだろうか。

それはその時にならなければ想像もつかない。

果たしてその時に自分の作品を振り返って聞いた時に、どう感じるようになるのだろう。

もしかすると「思い出補正」で、もはや聴こえない音も頭の中では再生されるのかもしれない。